こんにちは、しょーてぃです。
Web3.0ってなに?
結局これってぼくらの生活にどんな影響や変化があるの?
暗号資産とかNFT、メタバースとの関連性は?
こんな疑問に答えます。
【この記事のまとめ】
- Web3.0とは「特定の企業が管理するのではなく、みんなで管理する”分散型の”インターネット」
- 「食べログにお金を払うと上位表示される」みたいなことがなくなる
- 一部の企業が利益を独占したり個人情報を抜きとったり、そういうことができなくなる
- 暗号資産やメタバース、NFTなどもWeb3.0の一部という認識でOK
【信頼性の担保】
ぼくは2017年から暗号資産取引をしており、2022年に暗号資産の専門家として独立しました。
知識ゼロの人でも理解できるように、具体例を多めで解説していきますね。
Web3.0(ウェブスリー)とは?忙しい人向けに概要を1分で解説
Web3.0とは、従来のインターネットの問題点(情報を一部の企業が独占、国や地域によるアクセス格差)などを解消できるような、新しいインターネットのあり方のこと。
例えば、「食べログにお金を払うと上位表示される」「メディアにお金を払ううことで、その商品を上位表示させる」みたいなユーザーにとって不便な問題が解消します。
そんなWeb3.0は、暗号資産の元になっていることで有名な「ブロックチェーン技術」によって実現可能になりました。
このブロックチェーンという技術により、「インターネットの管理をみんなで行う(=一部企業が独占不可能になる)」ということが可能になったんですね。
これにより、より公平で、迅速で、安全なインターネットが実現すると考えられています。
忙しい人向けの説明はこれで終わりです。
ここから先は「すこし詳しい説明」や「メタバースなどとの関連性」を解説していきます。
Web3.0とは?Web2.0とどう違う?
まず、Web3.0を説明するためにWeb1.0やWeb2.0も軽く説明しておきます。
Web1.0とは:情報が一方通行の時代
「Web1.0」は初期のインターネットのこと。時代で言えば1990年代あたりです。
Web1.0の特徴は「情報の伝達が一方向・一方的」ということ。
ようするに、SNSとかで相互に関わることが出来なかったということです。
Web1.0時代では、インターネットが誕生したことで誰でも情報発信ができるようになりました。
しかし発信する手段は主にホームページのみでした。
つまり、誰かが作ったホームページをその他の大多数が閲覧するという、一方通行の情報発信です。
例えばこのブログみたいな感じですね。ぼくが記事を書いて、読み手は読むだけ。
これが変化するのがWeb2.0です。SNS等で相互発信できるようになりました。
Web2.0とは:相互に情報発信する時代
「Web2.0」とは、現在のインターネットのこと。時代で言えば、2000年~2020年代ですね。
TwitterやFacebookなどのSNSや、YouTubeやニコニコ動画のような相互に情報発信ができるプラットフォームが登場し、専門知識がない人も気楽に情報発信することが可能になりました。
例えばSNSなら「いいね」や「コメント」で、一方通行ではない双方向のコミュニケーションができるようになりましたよね。これがWeb2.0の大きな特徴です。
しかし、問題点も指摘されるようになってきました。
Web2.0 ではTwitterやインスタ、YouTubeといった一部のプラットフォームにユーザーが集中するようになりました。
これにより、これらを運営するプラットフォーマー企業に情報が集まります。
つまり、一部の企業があらゆる情報を操作・入手・管理できてしまうということ。
FacebookとかGoogleとかがハッキングされたりしたら、ぼくらの個人情報は全てダダ漏れです。
それに、Googleとかが権力を持ちすぎると「お前の国ではアクセス禁止な」とか「あなたの個人情報を使わせてくれないと、うちのサービス使っちゃダメですよ」とか言い始める危険性があります。
Facebookがニューヨーク大学研究者のアクセス権限をはく奪したというニュースもありました。(>>ニュース詳細)
Facebook(フェイスブック)は米国時間8月3日、2人の学術研究者のアカウントを停止し、世界最大のソーシャルネットワーク上における政治広告や誤報を研究する力を奪った。Facebookは、2人の研究者が「不正なスクレイピング」を行い、同社のプラットフォーム上でユーザーのプライバシーを侵害したと非難した。しかし、この主張に対し、Facebookの多くの批判者は、透明性に関する研究を阻止するための薄っぺらい口実だと酷評している。
引用:techcrunch
つまり、権力を集中させると好き勝手される危険性があるよね。という話です。これを解決するのがWeb3.0。
例えば、Gmailの情報をGoogleに抜かれたりしなくなります。
Web3.0とは:みんなでインターネットを運営する時代
Web3.0は、みんなで運営するインターネットのこと。キーワードは「分散」と「トラストレス(=信用不要)」
技術的な話をすると、ブロックチェーンの技術を用いることでデータをみんなで分散管理することができるんです。それにより、信用も不要になるんです。
- 分散…権力の集中を防げる
- トラストレス…信用ゼロの赤の他人とも取引可能になる。例えば「メルカリ」とかを挟まずに安心して取引ができるようになる。
どういうことか説明していきますね。
分散性が実現する仕組み
下記の図を見てください。
Twitterを例にあげると、こんな感じで「Twitter社が持っているサーバー」にみんながアクセスしていますよね。これを「中央集権」といいます。
一方、ブロックチェーンを用いたシステムは、データをみんなで管理することが可能になりました。これによって中央にいた「権力を握っている一企業」が不要になり、「非中央集権(≒分散型)」になりました。
ブロックチェーンを用いたシステムの特徴は、とにかくデータを分散させることができること。
しっかり知識を身に着けたい人向けに、もう少し掘り下げますね。
「もう満腹だよ…」という人は、次の章まで飛ばしてください。
ブロックチェーンとはデータをブロック単位で記録し、そのブロック同士を時間軸の通りにチェーンでつなぐという動きをします。そしてブロックはユーザー全員のPCに保存されます。
イメージとしては以下の通り。
こうしてみんなのPCに保存したブロックをチェーンをつなぐことで、分散性を実現しています。
こんな感じで中央に「権力を持つ誰か」が存在しなくなれば、「ブラジルの人は今日からTwitterにアクセス禁止ね」みたいな勝手なことが不可能になります。
トラストレスが実現する仕組み
先ほど説明した通り、ブロックチェーンを用いたシステムのデータは「みんなのPC」に保存されますそしてデータはブロックに細分化されたうえで暗号化されます。
すると情報を改ざんすることがほぼ不可能になるんですよね。なぜなら全員のPCをハッキングして、さらにはブロックの数だけ暗号を解読しなければいけなくなるので。
そしてすべての履歴が公開されているので、怪しい動きをしたら誰かにバレます。つまり信頼性が担保されるということです。
このようにみんなで監視し合っていることもあり、「とある誰か」を信頼(トラスト)しなくても安心して取引等ができるようになります。これがトラストレス。
つまりWeb3.0は、ブロックチェーン技術によって「分散性」と「トラストレス」という特徴を備えたインターネットということです!
ブロックチェーン技術についてもっと詳しく知りたい人は下記の記事をどうぞ。1万文字くらいでガッツリ解説しています。
Web3.0がぼくらの生活にどんな影響を与えるのか
よく言われているものは以下の3点
- プラットフォーマーに個人情報を預けずに済むので、プライバシーが守られる
- セキュリティが高くなるので、あれこれセキュリティ対策をする必要がなくなる
- 海外の知らない人とでも気軽に取引ができる
例えばGoogleとかって、ユーザーの年齢や性別、検索履歴などから「ユーザーの好みそうなもの」をAIが見つけ出し、広告表示させているんですよね。こういった情報をCookie(クッキー)といい、これを集めることで広告効果を高めています。
たぶん、こういった個人情報を収集されているのを不快に感じる人もいますよね。Web3.0ではこういったことができなくなると言われています。
(まあぼくはもともと気にしない派なんですが)
あとは、海外の人と気軽に取引ができるのも便利ですね。ぼくは「世界の貧富の格差が縮まっていくんじゃないかなあ」と思っています。
例えば「銀行口座を持っていない外国人」とか「住所のない外国人」とかに仕事をお願いしたいと思いますか?
いや、、、仕事をしてくれるかも信用できないし、そもそも送金とかもできないですよね。
そんなんじゃ仕事を任せられないじゃないですか。
でも、Web3.0時代であればトラストレスなので、そういった人にも仕事を振ることができるようになりますよね。銀行口座も住所も不要。スマホとビットコインウォレットさえあればOKです。
それに「日本人に頼むと5000円かかる仕事」でも、そういった貧しい国の人たちに頼めば1000円とかでやってくれるんですよね。
この流れが加速していけば、ぼくらと彼らの間にある賃金格差も少しずつなくなっていくはず。
ちなみにぼくはフィリピン人を雇って、「ブロックチェーンゲーム」をプレイしてもらっています。ブロックチェーンゲームというのは、プレイするとお金が稼げるゲームのことですね。
こんな感じでWeb3.0を活用すれば誰でもけっこうカンタンに不労所得をゲットできるので、良ければ参考にどうぞ↓
というわけで、Web3.0がぼくらの生活に与える影響は下記の通り。
- プラットフォーマーに個人情報を預けずに済むので、プライバシーが守られる
- セキュリティが高くなるので、あれこれセキュリティ対策をする必要がなくなる
- 海外の知らない人とでも気軽に取引ができる
NFTやメタバースはWeb3.0とどういう関連性があるの?
ここで気になってくるのがメタバースやNFTとの関連性ですよね。
結論、これらは全てWeb3.0のひとつの要素です。
- 暗号資産…分散して管理されている、コピペや改ざん不可能なデジタルなお金。
- NFT…分散して管理されている、コピペや改ざん不可能なデジタルなモノ(音楽やアート、チケットやキャラクターなどなんでも)
- メタバース…NFTや暗号資産を使った経済活動が可能な仮想空間
どれもWeb3.0には不可欠なものですね。
メタバースの世界で外国人に仕事を振る。なんてことも日常になるかもしれませんね。
メタバース、NFTについて詳しく知りたい人は下記の記事をどうぞ!
Web3.0とは?まとめ
ここまでの内容をまとめると下記の通り。
【この記事のまとめ】
- Web3.0とは「特定の企業が管理するのではなく、みんなで管理する”分散型の”インターネット」
- 一部の企業が利益を独占したり個人情報を抜きとったり、そういうことができなくなる
- 暗号資産やメタバース、NFTなどもWeb3.0の一部という認識でOK
というわけで、Web3.0の世界に先駆けたい人は下記の記事をどうぞ。
初心者向けの記事では「ビットコインの売買」ができるように完全図解しており、中級者向けの方ではフィリピン人に仕事を振ったりDeFi(DEX)といった「分散型の銀行」を使いこなしたりする方法を解説しています。
重要なのは早く動くこと。いつだって先行者は有利なので、この機会にどうぞ。
というわけで以上になります。
おわり。コメントはこちらへ▼