こんにちは。
慶應大学の理工の4年生、1年間休学していたしょーてぃです。
この記事は以下のどれかに当てはまる人に向けて書いています。
- 研究室が辛すぎて鬱になりそうな人
- 将来を決められない人
- 休学を考えている人
理系で休学経験のある人って少ないんですよね。
それは、研究室配属の関係のせいかもしれませんし、院進学+休学でさらに年を取ってしまうのが怖いからかもしれません。
もしくはレールにしがみつくので精一杯で、気づいたときには大学院を卒業しているからかもしれません。
ぼくはレールにしがみつくのが精いっぱいのタイプでした。
人生についてゆっくり考える時間を取らずに、研究室という超特急に乗ってしまった感じです。
そのせいなのか、理系の人たちの中で休学という選択肢が浸透していませんよね。
でもぼくの経験から言うと、理系でも休学は全然アリだと思うんです。むしろ、理系こそ休学する価値があると思っているくらい。
というわけでこの記事では、理系が休学するメリット・リスクを紹介していきます。
※信頼性担保のために、ぼくのプロフィールを軽く載せておきます。
慶應理工を1年休学→大手メーカーに就職→25歳で資産1500万円達成→フリーランスになる
理系の問題点:人生について選択する余裕がない
もしかしたらこれを読んでいる読者さんは、こんなことを感じているかもしれません。
気づいたら就活が迫ってきてた…
やりたいことが分からない…
思い返せば、大学で何も成し遂げてなくね…?
ぼくも当時、こんな感じの焦りと将来に対する不安、そして時間のなさを感じていました。
そんなぼくの当時の状況は以下の通り。
1年生:なんとなくノンビリすごす
2年生:サークルやバイト、単位取得に精を出す
3年生:実験やレポートに追われ、気づいたら就活の時期
意識高く能動的に動ける学生を除いて、多くの学生はこんな感じの流れに乗った学生生活を送っている場合が多いと思います。
そんなぼくは、大学3年生になるまで、自分の将来について深く考えたことがありませんでした。
というか、単位取得が危うかったぼくは、自分の将来どころではありませんでした…
ぼく以外でも、理系の場合、大学から振り落されないようにするだけでも精いっぱいな人は多いんじゃないでしょうか。
そうなると「気づいたら就活」「なんとなく企業を選ぶ」という選択をする人が続出します。
「なんとなく院進学」もかなり多いです。
なんとなく周りに流されて人生の選択をする、、、
それも悪くないかもしれませんが、ぼくは嫌でした。
(なんとなく1~2年生を無駄にしてきたのが悪いのですが、後悔しても意味ないです)
だから休学という手段によって、
自分のやりたいことをして、自分の将来について考える期間をとったんです。
休学する目的は明確にしなくてもOK
ぼくが休学した目的は、コレといった1つのものはなく、
「将来について深く考える時間が欲しいから」という複数の理由が内包したフワフワしたものでした。
それっぽく言いなおすと「人生設計」をしたかったんです。
具体的に書き起こすと以下の通り。
- 自分がやりたいことは何なのか、はっきりさせる
- 就職、自営業、副業などの選択肢の検討
- 経済(資本主義)についての勉強
- 将来は何になりたいのか、農家は本当にやりたいことなのか検討
- 英語力の向上と、グローバル視点の獲得
➡複数の視点を持ったうえで人生を決めていきたい
これらを深く検討するには、
卒論やテストなどに縛られないフリーな1年間が必要だと考えました。
とはいえ、さすがに「人生について深く考えたい」なんていう理由で休学申請が通る気がしなかったので、ぼくは「語学留学」という名目で休学しました。
ちなみに、世の中のみんなは本音と建て前を使って生きているので、よくある「休学理由の調査」みたいなアンケートを見ても意味ないんじゃないかなって思ってます。
休学のリスク
ぼくは休学にリスクはないと考えています。
とはいえ、周囲からは「休学はリスクだぞ!」と言われるかもしれないので、
よくある指摘と、それに対するぼくの回答をまとめました。
- 1年休学すると退職の年の給料の分だけ生涯賃金が減る
→定年という概念が40年後にもあるのか不明
→休学することでより給料が高くなればOK- 1年早く社会に出ることで出来るはずの成長を機会損失している
→1年多く働くよりも、1年遅くでも理想的な企業に入る方が成長できる
→休学中に圧倒的に成長できる
- 1年間の生活費がかかる
- 学校によっては休学費がかかる
- 友達が先に就職して寂しい
デメリットはこのくらい。お金に関しては親や奨学金、バイト、副業で何とかなります。
休学のメリット:リスクをとって挑戦しやすくなる
挑戦に対する責任やリスクが限りなく小さいこと。これが学生の特権です。
何事にもフッ軽になれて、何事もやってみることができます。
守るべき家族もいなければ、達成しなければいけない売り上げノルマもありません。
詰めてくる上司だっていませんし、完全に自由です。
お金を稼げなくても、家族が養ってくれます。
会社員が脱サラ起業に失敗したら生活費やら再就職やらで悲惨ですが、
大学生ならほぼノーリスクでチャレンジすることができます。
(養ってくれる両親には感謝)
例を挙げると、ぼくは休学時期にこのブログを始めました。そして2021年現在は、毎月勝手に5万円を生み出してくれるようになったんです。
しかしこれは大学生だからこそできたこと。
というのもブログは収益が出るまで1年くらいはかかると言われていて、丸1年はほぼ無給。
時間がなく、家族を養う責任の大きいサラリーマンには難しい行動でしょう。
ブログだけでなく、毎日時間を気にせず読書しまくったり、思い切って留学をしてみたりと、
やりたいことだけを気軽に挑戦できるようになるんです。
今までは「やらなきゃいけないレポート」などで自分のキャパが埋まってしまっていたけれど、
休学して時間ができ、「やりたいこと」をする楽しさや価値を確認できたのは本当に良かった。
人生がつまらない人は、やりたいことが見つかっていないorやりたいことをする時間がないだけだと思いますので、休学してみてはどうでしょうか。
将来的に会社員になるなら、学生のうちに副業を1つ作っておくと人生がラクになりますよ。
>>長期的に稼ぎたい人におすすめの副業は3種だけ【積み上げ式】
いろんなことをやってみると「やりたいこと」「やりたくないこと」が見つかる
休学してフッ軽になってリスクを気にせず挑戦していくと、きっとやりたいことは見つかります。
例えば、営業インターンをしてみることで「飛び込み営業が嫌だ」と気づいたり、
マーケティングのインターンをしてみれば「ブログ作りや広告作りが楽しい」と気付けたりします。
就活においても「やりたいこと」が明確になっていれば行きたい企業は自然と絞られますし、
「人気企業ランキング」とかいう全く無意味なランキングに踊らされることもなくなります。
それに、面接では「御社で働きたい明確な理由」を伝えることができ、就活もイージーになるのも想像できますよね。
実際にぼくは、倍率の高い大手メーカー6社に絞って就活をし、無事に内定をいただくことができました。
休学中に自分のやりたいことを明確にし、
筋の通った価値観を持てたからこそ、面接もうまくいきました。
関連記事:就活で「企業を絞る」なら知っておくべきこと【デメリットと対策】
まとめ:悩んでいる理系学生は休学してOK。
- 休学のリスクはほぼゼロ
- 忙しい理系大学生にこそ、将来を考える時間は必要
- 休学するとフッ軽になり、挑戦が増え、やりたいことが見つかる
悩んだまま就活をしたりする人もいますが、そうなると就職先でもまた悩むことになります。
それに、なんとなく院進学して2年過ごすより、1年だけズバッと休学→すぐ就活ってした方が良くないですか?
人生の方向性を決めるなら、ぼくは早い方が良いと思います。
というわけで、以上になります。
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