こんにちは、しょーてぃです。
PancakeSwapってどんなリスクがあるの?
使ってみたいけど安全ですか?
こんな疑問に答えます。
本記事の内容- PancakeSwapはかなり安全な部類
- しかし100%安全なDEXなどない
- ①運営が匿名
- ②Binanceと密接に関わっており中央集権寄り
- ②ガバナンストークンCAKEのバーンシステムが手動(※2022年4月に改善されました)
ぼく自身は2023年でもPancakeSwapでガッツリ運用しています。
とはいえリスクはゼロではないのでしっかり把握しておきましょう。
この記事はパンケーキスワップのホワイトペーパーhttps://docs.pancakeswap.finance/の情報をもとに作成しています。
PancakeSwapは手数料が格安!超便利なDEXです
DeFiでお金を増やすにはDEX(分散型取引所)にお金を預ける必要がありますよね。
そもそも「DEX」が分からない人向けに10秒で説明すると、「管理者のいない銀行」のことです。
有名なDEXの例を挙げると、UniswapやSushiswap、PancakeSwapやTraderJoeなどがあります。
しかし一番有名な「Uniswap」はイーサリアムチェーン上のサービスで、ガス代と呼ばれるブロックチェーン手数料がめっちゃ高いんですよね。
1回のスワップに1000円とか取られちゃうのが問題になっています。
そんな中、PancakeSwapはバイナンススマートチェーン(BSC)上のサービスなので、とにかく手数料が安い。
これがPancakeswapのメリットであり、人気の理由です。
ぼくもPancakeSwapを使っています!
とはいえリスクがあるのも事実なので、それをこの記事で解説していきますね。
PancakeSwapのリスク3選
ここでは「DeFiそのもののリスク」は説明しません。「PancakeSwapだからこそ存在するリスク」のみを紹介していきます。
DeFiそのもののリスクを把握していない人は、まずは下記の記事からどうぞ。
というわけで、PancakeSwapならではのリスクを解説していきますね!
主に下記の3点です。
- 運営が匿名
- Binanceと密接に関わっており中央集権寄り
- ガバナンストークンCAKEのバーンシステムが手動(※2022年4月に改善されました)
それぞれ説明していきます。
リスク①PancakeSwapの運営は「匿名」
PancakeSwapの運営者は「匿名」です。
つまり、運営が悪いことをしたり、みんなのお金を持ち逃げしたり、不祥事を起こしたりしたとしても、誰も責任を負えないということ。
とはいえ「運営者が匿名」というのはWeb3の世界ではよくある話です。
ビットコインだって「サトシナカモト」という匿名の人が作ってますし。
それにパンケーキスワップはかなり歴史のあるDEXですし、Binanceが投資していることもあるので、かなり安心。
それに利用者がめちゃくちゃ多いので、もし運営が不正をしても逃げ切れる可能性はかなり低いでしょう。
ぼくはこの「匿名性」をそこまで危険視していませんが、中には「運営がいつか資金を持ち逃げするかもしれないぞ!」と危険視している人もいるということをお伝えしておきます!
このリスクは頭の片隅に入れておいても良いかなと思います。
リスク②:Binanceと密接に関わっており中央集権寄り
パンケーキスワップはBSC(バイナンススマートチェーン)上のDEXです。
BSCとは、世界最大の暗号資産取引所Binanceが開発したブロックチェーン。パンケーキスワップはその上に成り立っているサービスということ。
つまり、Binanceが規制されたり潰れたりしてしまったら、そのブロックチェーンの維持が難しくなるかもしれないということです。
もしくはBinanceが「今日からうちのブロックチェーン上でDEX運営するの禁止な」などと言い始めたら、パンケーキスワップもおしまい。
まあBinanceは世界最大の取引所で超絶お金持ちなので、潰れるリスクはかなり低いかと思います。
セキュリティも現状の取引所の中では最強クラスです。
とはいえ、普通の「Uniswapのような、ちゃんと分散されているDEX」などよりはリスクがあるのは事実。
Binanceを信頼できない場合は、ガス代が高くてもUniswapを使いましょう。
補足:中央主権がいきすぎると、権力の乱用に繋がりかねない
BSCはわりと中央集権よりなブロックチェーンなのですが、これの何が問題なのか分からない人も多いと思います。
カンタンに説明すると、現状のGAFAみたいに「権力の集中・乱用」を懸念しているんですよね。
実際、Googleが「お前のGoogleアカウント、違法な写真が入ってるんじゃないか?」と言い、いきなりGoogleアカウントがバンされて、GmailもGoogleフォトも全部使えなくなった事例も存在しています。
中央集権的だと、こういった「権力を振りかざす」ことが可能になってしまうんですよね。
それを解決するのが「権力を分散できるブロックチェーン技術」のはずなのですが、BSCは中央集権っぽいシステムになっているのが現状です。
ガバナンストークン「CAKE」のBurnシステムが手動※2022年4月に改善済み
パンケーキスワップに暗号資産を預ける(ステーキングする)と、多くの場合CAKEというトークンで利益を受け取ります。
しかし、もしこのCAKEトークンがどんどん増えてきたら、今あなたが持っているCAKEトークンの価値は下がってしまいますよね。
だから運営者は「市場にCAKEが増えすぎたら、回収して消去(Burn)しよ」ということをやっているんです。
多くのDeFiサービスの場合、これは全て自動でシステム的に行われます。しかしCAKEの場合は、ほぼ自動だけど一部は手動。
つまりパンケーキスワップ運営者を信用していない人から見れば「自由に相場を操縦できる懸念」が発生しているということでもあります。
2022年4月にパンケーキスワップはバージョンアップをして、Burnシステムがきちんとスマートコントラクトで自動的に動くようになりました。
正確な情報を詳しく知りたい方は公式ホワイトペーパー(英文)を読んでみてください。
PancakeSwapにはリスクもあるが、ぼくはメインで使います
この記事の内容をまとめると、PancakeSwap特有のリスクというのは「運営が匿名」「Binanceとの関係性が深くて中央集権気味」の2点。
とくにBinanceと運命共同体にあるのが不安材料かもしれませんね。
しかしぼくはメリットの方が大きいと判断したので、今後もPancakeSwapをメインで使っていきます。
パンケーキスワップで不労所得を得てみたい方は以下の記事を参考にどうぞ。
というわけで以上になります。
DeFiをたった90分でマスターできる動画教材を作ったので、初心者の方はぜひ無料部分だけでも見てみてください。
おわり。コメントはこちらへ▼