こんにちは、しょーてぃです。
DeFiの詐欺、怖いなあ。
詐欺を見分ける方法を教えてください。
こんな疑問に答えます。
なお、この記事はBinanceAcademyの記事をもとに、より分かりやすく網羅に情報をまとめたものになります。
結論としては「すでに有名&大規模なDEXを利用すればOK」なのですが、DeFiという魔界を自分で探索したい場合は、この記事の内容を深く理解して身を守りましょう。
【この記事の内容】
- プロジェクトの目的を確認しよう
- コードが「完全なコピペ」でないか確認しよう
- スマートコントラクトも監査が済んでいるか確認しよう
- 創設者が匿名かどうか確認しよう
- トークンの分配方法を確認しよう
- ラグプルでないか確認しよう
ぼくはDeFiやブロックチェーンゲームに集中投資することで、2021年には年利500%を達成しました!ApeSwapなどの中小DEXも使っていたので、その経験も交えて解説しますね。
BinanceAcademyの記事はちょっと日本語が不自由なのと、説明不足感があるので、そこをしっかり調べてまとめました!ぼくももっと早く知りたかった情報になってます。
DeFiの世界には詐欺が横行している
年利100%!200%!みたいな夢のような数字に溢れるDeFiですが、中には詐欺プロジェクトも多くも存在します。しかも「匿名でできる」という特性上、詐欺被害に合った場合でもお金を取り戻せる可能性は限りなく低い。
新興DeFiなどは特に年利も良く、早期にガバナンストークンをファーミングできたら億り人も射程圏内ですよね。一方で、そんな夢を見て新興DeFiにお金を突っ込んで詐欺に合う人が後を絶えないのも事実。
そんな状況下では、自分の資産を守るために「詐欺を見抜く力」が必要になってきます。この記事では「どういう部分に気をつければ良いか」を紹介していきますね。
もちろん投資は全て自己責任ですし「この記事の内容さえカバーできれば万全」というわけではありません。しかし、どのような点に注意するべきかを把握すれば、詐欺に合う可能性を軽減することは可能です。
プロジェクトの目的を確認しよう
詐欺かどうかを見極めるため、まずはプロジェクトの目的を確認しましょう。
例えば以下の通り、何かしらの「課題解決」を目指しているものは中身のあるサービスである可能性は高いでしょう。
- Uniswap …世界初のAMM(自動マーケットメイカー)を作る
- Pancakeswap … UniswapのBSC版を作る
一方、詐欺プロジェクトの場合は上記のような「課題解決」を掲げていません。ホワイトペーパーにはほかのDEXと同じ文言がかかれていたりします。
「○○Swap WhitePaper」とかでググれば確認できますよ。
例えばApeSwapなら、下記のように「ミッションやビジョン」を見ることができます。
とはいえ多くのDEXはUniswapやPancakeSwapのコピーです。特別なビジョンがなくとも成功しているDEXがあるので、これだけでは判断できないんですよね。
事実、上記のApeSwapはそこそこ成功しているDEXですが「それってPancakeSwapでよくね?」ということしか書いてありません。たぶんマーケ力でゴリ押ししてある程度成功したプロジェクトなんですよね。
→運営がインフルエンサーに依頼
→(ここで裏で情報を仕入れられるかが勝負)
→大衆へ認知&爆伸び
上記のような感じで青汁王子によって火がつけられ、ただのコピペプロジェクトかと思われたApeSwapがそこそこの成功を収めました。
このように「プロジェクトの目的・ビジョン」だけで判断することはできないですが、詐欺プロジェクトをかぎ分ける一助になることは間違いありません。ホワイトペーパーはしっかりと読んでおきましょう。
コードが「完全なコピペ」でないか確認しよう
また、開発者の動きを見てみることも詐欺プロジェクトを見極めるのに役立ちます。DeFiは基本的にオープンソースで開発されています。
そのため、多少Solidityの知識があれば、自分でコードを確認することができます。
ちなみにぼくはコーディングの知識がないんですが、それでも大丈夫なんですよね。なぜなら、そのプロジェクトがある程度注目されているものであれば、誰かが必ず確認してくれているから。
SNSで口コミが拡散しやすいこの時代、悪意を持ったプロジェクトは誰かによって暴かれます。もちろん、その「誰か」の声を拾う努力はしなければなりませんが。
加えて、開発アクティビティにも目を向けるとさらに詐欺を見抜ける可能性が高まります。
例えば「開発者は常に新しいコードをリリースしているのか?」といった感じです。手っ取り早くお金を稼ぎたいだけであれば、他のDEXのソースコードを丸パクリしてリリースしているはず。
スマートコントラクトの監査が済んでいるか確認しよう
スマートコントラクトの監査は、DeFiではよく行われます。つまり、プログラミングコードの安全性を確認する作業ですね。
バグがあると不正やハッキングに繋がるので。
このようにスマートコントラクトはDeFiの核となる重要な部分です。つまり、もし脆弱性やバグがあればハッキングされるかもしれないので、正規のプロジェクトではほぼ必ず監査を行います。
一方で詐欺プロジェクトの場合、この「スマートコントラクトの監査」は行われていません。つまり下記のように見分けることができるというわけです。
- 正規プロジェクト…開発費が潤沢にあり、監査費用も払える。
- 詐欺プロジェクト…開発費がないので監査せずにリリースする。
監査してないDEXは詐欺の可能性が高いってことは分かったけど、
どうやって「監査済みかどうか」を確認すればいいの?
確認方法はカンタン!
「smart contract audit ○○swap」と検索すれば出てきます。
下記はUniswapの公式サイトでして、「スマートコントラクトのセキュリティ監査は証明済みです」と書いてあります。
念のため追記しておきますが、監査を受けたプロジェクトであれば100%安心して使用できるということではありません。
監査にも抜け漏れや見落としはありますので。スマートコントラクトに資金を入金する際には、常にリスクがあることを忘れないようにしましょう。
創設者が匿名かどうか確認しよう
暗号資産の世界の特徴として、匿名性というものがあります。ビットコインの親「サトシ・ナカモト」の正体もいまだに分かっていないように、だれしもが匿名で参加できるのが暗号資産のメリットでもあり、難しい部分でもあります。
例えば詐欺プロジェクトの開発チームが匿名だった場合、逃げ切れる可能性が高いです。暗号資産の世界で起きた詐欺と現実世界を結びつけるものは「ウォレット」しかありません。
それに、たくさんのウォレットを経由してお金が引き出されれば、もう誰のものなのか追うことはかなり難しいのが実情。
もちろん、匿名=詐欺というわけではありません。世の中には、匿名チームによる優良なプロジェクトがたくさんあります。しかし、それでも「匿名=ちょっと怪しいかもな」くらいの認識をしておく方が安全です。
トークンの分配方法を確認しよう
トークンエコノミクスは、DeFiプロジェクトを判断するのにかなり重要。なぜなら詐欺師は以下のような方法でお金を稼いでいるから。
- 自分たちで大量のトークンを保有する
- 少量を市場に流す
- 市場でトークン価格が上がっていく
- 大量に保有しているトークンを高く売り逃げる
- 残った人たちが損を被る
つまり創設者に大量のトークンが割り当てられている=将来的に問題になる可能性があるということです。
また、トークンの配布方法にも注意する必要があります。
- 一部の関係者だけが特売価格で事前購入できるような、独占的な先行販売
- イニシャル・コイン・オファリング(ICO)でも一部の人しか参加できないような販売方式
上記のような場合は、公平に見せかけて実質的には「仲間内だけが稼げる仕組み」になっています。こういうプロジェクトには注意が必要です。
だからこそ、トークンの配布方法をしっかりと確認することが、あなたの資産を守る手助けになるというわけです。
ラグプルでないか確認しよう
ラグプルというのは、いわゆる出口詐欺のこと。
DeFiプロジェクトの開発チームが、ユーザーが提供した流動性を売却または持ち逃げする詐欺
ラグプルを分かりやすく説明していきますね。まず、DeFiでお金が増える仕組みは、以下の画像の通り。
出典:SimpleHold
このように、あなたがプールにお金を投げ入れて、誰かがそのお金を使ってスワップしたりすると手数料収入が入るのがDeFiでの稼ぎ方ですよね。ラグプルというのはこの「プールの中のお金」をゴッソリ持ち逃げするというものです。
もしくは、事前に運営が大量のトークンをプールして流動性を高いように見せかけ、トークンがどこかの取引所に上場したタイミングで流動性を解除して市場に売りさばく。これもラグプルの一種です。
これを見分けるには、やはりトークンエコノミクスをしっかり理解することが重要です。運営やその仲間が大量にトークンを保有している場合は黄色信号だと思っておくとより安心です。
まとめ:DeFiは詐欺だらけなので「有名で大規模なDEX」を利用するのが安心
記事で説明したように、DeFiの世界には詐欺が横行しており、それを見極めるのは難しい。それに労力もかかります。
こういうわけで、ぼく個人としては「有名で大規模なDEXだけを使っていればよくない?」という結論にいたりました。
UniswapやPancakeSwapを使って、あまり欲張らず、わりと安定した不労所得を作っていきましょう。
おわり。コメントはこちらへ▼