こんにちは、しょーてぃです。
DeFiをやってみたいんだけど、リスクがあるのが怖いんだよね。
どんなリスクがあって、どういう対策をすればいいの?
細かいところは面倒くさいから「絶対に把握しておくべきリスク」についてだけ解説してほしい。
「DeFi リスク」ってググってみたけど、難しくて分かりづらい。
もっとわかりやすく実践的なものだけ紹介してほしい。
こんな疑問に答えます。
【この記事で解説するDeFiの主なリスクまとめ】
- 運営による資金の持ち逃げ(Rugpull)
- システムバグやハッキング
- DeFi特有の損失(インパーマネントロス)
- 脱税
- ガバナンストークン(≒DeFi特有のコイン)の価格の下落
ぼくは2021年からDeFi運用をしています。DeFiを含めた暗号資産運用で、2021年は本業のサラリーマン年収以上を稼げました。
この記事を読めばDeFiの危険性を理解でき、より安全に着実に稼げるようになりますよ。
あらかじめぼくの立場を書いておきますが、ぼくは100%完全にDeFi賛成派です。暗号資産で長期的に大きく稼ぐためには必須の分野だと確信しています。
とはいえ「DeFi=ハイリスクハイリターン」というのも事実。しっかりとリスクをケアして、ハイリターンだけを狙っていきましょう。
DeFiのリスク5選【主要なものだけ解説します】
結論、これからDeFiを始める人が知っておくと良いリスクは下記の5つ。
- 運営による資金の持ち逃げ(Rugpull)
- システムバグやハッキング
- DeFi特有の損失(インパーマネントロス)
- 脱税
- ガバナンストークン(≒DeFi特有のコイン)の価格の下落
サクッと分かりやすく説明していきますね。
「リスクへの対処法」は記事の後半で解説します!
運営による資金の持ち逃げ(Rugpull)
一番危険なのが「運営による資金の持ち逃げ」です。
分かりやすく言えば「銀行にお金を預けたのに、ある日とつぜん銀行が資金を持ちだして逃げた」みたいな感じです。
これをRugpull(ラグプル)といい、Twitter上には「ラグられた」人もそこそこいます。預け入れた資金がゼロになり、それも完全自己責任。ラグられるのだけは絶対に回避しましょう。
回避方法は記事の後半で解説します。
システムバグやハッキング
先ほど紹介したラグプルは、運営に悪意がありました。しかし、システムバグやハッキングはどうしようもなく起こってしまいます。
下記のように、銀行とかも稀にハッキングされますよね。そんな感じでシステムに脆弱性があるとハッキングされる可能性もあります。
アメリカのバージニア州にあるナショナルバンク・オブ・ブラックスバーグ(The National Bank of Blacksburg)が、2016〜17年にかけて、わずか8ヵ月の間に2度もハッカーに侵入され、総額およそ240万ドル(2億6800万円)が不正に引き出されていたという事件が、2018年7月に報道された(Hackers Breached Virginia Bank Twice in Eight Months, Stole $2.4M)。
引用元:せきゅらぼ
DeFiは「スマートコントラクト」というブロックチェーン技術を使ったプログラムで動いているんですが、そのプログラムにバグがあったりすると、不正やハッキングに繋がるというわけです。
DeFi特有の損失(インパーマネントロス)
インパーマネントロスというリスクも解説しておきます。
意味不明すぎる…
超スーパー分かりやすく説明すると下記の通り。
インパーマネントロスとは「コインが値上がりしたときに、本来はもっと稼げたはずだったのに…」となるリスクです。
ちょっと難しい部分なので、概要だけ1分で説明しますね。
前提として、DeFiは2つのコインをペアで、価値が1:1になるように預けることで金利等を得る稼ぎ方です。
しかし、もし仮に預けたコインのペアのうち片方が高騰したら、預けたコインの価値が1:1ではなくなってしまいますよね。そうなるとバランスが1:1になるように自動修正されます。
すると後から「あれ?100万円くらい稼げたと思ったけど、80万円しか稼げてないぞ?」となるリスクがあり、これがインパーマネントロス。
ちなみにコインの価格が下落しているときは、損失を軽減するように働きます。つまり、下落中にはメリットになります。
難しい話が苦手な人はインパーマネントロス=「DeFiで預けたコインが高騰したとき、DeFi運用しない方で“ただ単に保有”していた方が儲かっていたよね」となるリスクと思っておけばOKです!
しっかり説明しようとすると10分くらいかかってしまいますので、ちゃんと理解したい人は下記の記事をどうぞ。
脱税
DeFiで運用すると、脱税リスクがあります。というのも「通貨の交換」「通貨の貸出」など、税制的に難しいものが多く、過小申告してしまうケースもあるんですよね。
DeFiに詳しい税理士もまだ少ない上に税金計算ツールなどもほぼないことも、さらに難易度を高めている要因のひとつ。
暗号資産に強い税理士を探したり、自分で勉強する必要があるのが面倒ですね。
ガバナンストークン(≒DeFi特有のコイン)の価格の下落
DeFi運用をすると「預けたコインがそのまま増える」という場合もありますが、中には「ガバナンストークンという形で報酬が付与される」タイプもあります。
そしてDeFiで大きく稼げるケースというのは、たいていガバナンストークンをもらって稼ぐタイプになります。ここはしっかり理解しておくと稼ぎに繋がります。
そもそもガバナンストークンってなに?
PancakeSwapにおける$CAKEだったり、Uniswapにおける$UNIだったり、
DEX(≒DeFi運用をする際に利用する分散型取引所)の独自トークンのことです!
例えばパンケーキスワップでDeFi運用をすると年に20%とか稼げるんですが、それはガバナンストークン$CAKEで支払われます。つまり、CAKEが暴落すれば利益は減るということです。
例えば、有名なDEXであるSushiswapのガバナンストークン$SUSHIは、2020年の9月に匿名の創設者が売却したことによって、価格が10分の1くらいまで下落したことがありました。(>>参考記事)
DeFiのリスクへの対策・対処法
それではそれぞれのリスクに対する対処法を紹介していきます。
どれもぼくが実践していることなので、参考にどうぞ。
- 運営による資金の持ち逃げ(Rugpull)
→主要なDEX以外は使わない - システムバグやハッキング
→主要なDEX以外は使わない&余剰資金で投資を行う - DeFi特有の損失(インパーマネントロス)
→知っていればOK - 脱税
→暗号資産に詳しい税理士の情報をTwitter等で追う - ガバナンストークン(≒DeFi特有のコイン)の価格の下落
→知っていればOK
Rugpullの対策:主要なDEXだけを使う
結論、主要なDEXだけ使っていればほぼ安全だとぼくは思っています。
事実として、過去にラグプルが起きているのは無名の新興DEXばかりです。
それにもしぼくがラグプルを行う立場なら、数百人くらい集まったところで持ち逃げをします。なぜなら、100万人ものユーザーがいるDEXの資金を持ち逃げしたら、その中の誰かに特定されそうで怖いから。
というわけで、ラグプルを回避するなら、パンケーキスワップやスシスワップ、ユニスワップあたりを使うと良いと思います。
もちろん調査も大事なので、ググって調べる→Twitter等で生の声を調査、などの手順を踏むと確実かと思います。
システムバグやハッキングの対策:主要なDEXを使う&余剰資金で投資を行う
こちらも、対処法は「主要なDEXを使う」です。
というのも、パンケーキスワップなどの巨大DEXは、今まで数多くのハッカーがお金を盗もうとして失敗してきたから。(事実は不明ですが)
もしもぼくがハッカーなら、100万円しか入っていないショボいDEXよりも、10億円も入っている大きなDEXを狙います。
もちろん、ハッキング対象に選ばれやすいというデメリットでもありますが、裏を返せば百戦錬磨の鉄壁とも言えますよね。
というわけで、大きなDEXを使うようにしましょう。
そして万が一の危険性もあるので、投資は余剰資金で行うこと。←常識かもですが、一応書いておきます。
インパーマネントロスの対策:知っていればOK
ぶっちゃけ、インパーマネントロスについては知っているだけで十分です。
繰り返しますが、インパーマネントロスは「ペアで預けたコインの片方が高騰したときに、“ただ保有するだけの方が稼げたよね”となるリスク」ですので、正直そんなに気にする必要はないかと。
「片方だけめっちゃ高騰する」と思うのなら、DeFi運用をしないでただ保有しておけば良いだけなので。
どうしてもインパーマネントロスを回避したいなら「ペアの片方だけ高騰する」ことを回避すればOK。つまり、ステーブルコイン同士でDeFi運用すれば回避可能です。
ちなみに、インパーマネントロスでどのくらい損をするの?という点については、ぶっちゃけ回答不可です。かなり複雑な計算式なので、数学が得意な人じゃないと理解不能かと思います。
上記の点を含め、下記の記事にてインパーマネントロスについて詳しく解説しています。
気になる人は参考にどうぞ。
脱税の対策:暗号資産に詳しい税理士の情報をTwitter等で追う
脱税のリスクに関しては、自分で勉強するか、詳しい税理士に相談しましょう。
日本の法律で「政務相談は禁止」となっているので、すみません、「こうすれば良いよ」などの具体的なアドバイスはできません。
ちなみにぼくは下記の通り、税理士の方のツイートを参考にして「全利確」しています。これなら計算も超簡単。
これ本当におすすめで、DeFi、DEX、取引所多すぎてわからない人は年末に全利確です
暗号資産同士の損益は通算できるので、年末の売却後の残高−年始からの投資額=利益になります
ただし、年明け時点でも暗号資産ノーポジが条件です! https://t.co/ZRlsGEUKWU
— 村上ゆういち@魔税理士 (@Jeanscpa) September 15, 2021
ガバナンストークン価格の下落の対策:知っていればおOK
ガバナンストークンは値動きの激しい暗号資産です。
もちろん、「だからすぐに利確しろ」などというつもりはありません。高騰の可能性だってあります。
つまり、ガバナンストークンの値動きが激しいことを理解した上で、どう運用するか判断してくださいね。ということ。
DeFiのリスク&対策まとめ
- 運営による資金の持ち逃げ(Rugpull)
→主要なDEX以外は使わない - システムバグやハッキング
→主要なDEX以外は使わない&余剰資金で投資を行う - DeFi特有の損失(インパーマネントロス)
→知っていればOK - 脱税
→暗号資産に詳しい税理士の情報をTwitter等で追う - ガバナンストークン(≒DeFi特有のコイン)の価格の下落
→知っていればOK
というわけで、リスクを回避しつつDeFiでガッツリ稼いでみてください。方法は以下の記事にで完全図解しています。
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