こんにちは、しょーてぃです。
「イールドアグリゲーター」って何?
メリットデメリット、使い方を教えてください!
こんな疑問に答えます。
本記事の内容- イールドアグリゲーターとは
- イールドアグリゲーターの仕組み・収益源
- イールドアグリゲーターの例
- 使った方が良いの?→初心者は使わなくてOK
下記の通り、ぼくが作成した「DeFiの有料教材」は1か月で50部ほど売れました。
それくらいDeFiに関しては詳しいので、本記事も信頼していただけるかなと思います。
DeFiのイールドアグリゲーターとは【自動複利運用システム】
イールドアグリゲーターとは、より良い効率で「暗号資産やLPトークンの預け先」を探してくれるサービスのこと。
株でいうと投資信託みたいなイメージです!
ファンドマネージャーが投資家のポートフォリオを管理し、最大の利益を得られるように運用先を変えるアレです。
ぼくらは「どのDEXに預けるのが効率良いんだろう?」とか「どのタイミングで収穫して再投資すれば良いんだろう?」と悩まなくてよくなります。
イールドアグリゲーターを利用するメリット
イールドアグリゲーターを使うメリットは次の通り。
- あなたはDeFiで「収穫→再投資」をしなくてよくなる
- より効率の良い投資先により良いタイミングで自動運用できる
つまり、ほったらかし投資ができるということ。
複利効果を最大化できるのはけっこう嬉しいですね!
複利とは、利子にも利子がつくことです。
例えば、1年間の運用で10,000円が10%増えると11,000円ですよね。その次の年は11,000円が10%増えるので、12,100円になります。これが複利。
この複利を最大化してくれるのが「イールドアグリゲーター」ということ。
ちなみに普通は、下記の理由で「手動でDeFiの複利を最大化する」のはほぼ不可能。
上記の通り、お金が全然溜まってない状況でハーベストしてしまうとガス代がかさんで資金効率が落ちますし、
逆にお金が十分に貯まりまくってからハーベストすると、ガス代は節約できるけれどステーキングしていない時間が増えてしまいます。つまり「複利の効果」を最大化できません。
だから人間の目で「今この瞬間が最適だ!」と判断するのは不可能なんですよね。
そこを解決してくれるイールドアグリゲーターはかなり優秀ですね。
イールドアグリゲーターの仕組み/収益源
イールドアグリゲーターは慈善事業なの?怪しくないの?という人もいるので軽く説明します。
結論、イールドアグリゲーターの基本的な仕組みは次の通り。
- 投資家の利益を最大化させる
- 増えた利益の一部を手数料として受け取る
上記にイールドアグリゲーター独自のガバナンストークンを取り入れたりすることで、収益化を加速しています。
だから基本的にはユーザーとアグリゲーター運営側はWin-Winな関係です。
イールドアグリゲーターの例
イールドアグリゲーターはチェーンごとに存在し、また、チェーン間でも預入先を変えられるクロスチェーン対応のものも存在します。
Trader Joe | Avalanche |
DeFi Yield Protocol | Avalanche |
Eleven.Finance | クロスチェーン |
Yearn Finance | イーサリアム |
Harvest Finance | イーサリアム |
Badger | イーサリアム |
ぼくも正直触ったことがないものも多いので、少額から触って試してみるのがおすすめです。
イールドアグリゲーターのリスク
イールドアグリゲーターにはリスクも存在します。
- スマートコントラクトのバグが増える
- ラグプル(運営による資金の持ち逃げ)リスクがある
それぞれサクッと説明します。
スマートコントラクトのバグ
例えばPancakeSwapのイールドアグリゲーターのPancakeBunnyを使う場合、PancakeSwapのハッキングリスクに加えて、PancakeBunnyのハッキングリスクも抱えることになりますよね。
スマートコントラクトのバグを見つけるのは、素人のぼくたちにはほぼ不可能。そのため「信用」をするしかありません。
ちなみにぼくはPancakeSwap は信用しています。Binanceの投資部門も投資していますし、歴史も長く、TVLも高いので。
しかしPancakeBunnyは別。そこまで信頼できません。
実際にPancakeBunnyはフラッシュローン攻撃にあい、BUNNYトークンが99%の大暴落しました。
※フラッシュローンというのは、一瞬(=同一署名)で無担保で大量のトークンを借りて同時に返せる特性を利用した攻撃のこと。価格操作ができてしまう
Bunny Fam
— pancakebunny.finance (@PancakeBunnyFin) May 20, 2021
Today, there was an economic exploit attack on our Bunny Protocol.
This report includes an in-depth analysis of the attack in its entirety in order to ascertain the nature of the exploit and, to prevent any similar exploits in the future.https://t.co/4jXGwOT7S3
もしBunnyトークンを保有していたら、99%の損失です。。。
スマートコントラクトのバグのリスクを2重で受けてしまうので、リスクとリターンを天秤にかけて、イールドアグリゲーターを利用するか決めてください。
ラグプルのリスク
ラグプルとは、運営が資金を持ち逃げしてしまうこと。
「うちのイールドアグリゲーターは利回りめちゃくちゃ高いよ~」と人をたくさん集めて資金を預けさせて、気づいたときにはお金が持ち逃げされている…
なんてことが起こるリスクもあります。
とくに小規模で新しいサービスには要注意。
触ってみるにしても、少額から試すことをお勧めします。
というわけで、以上になります。
おわり。コメントはこちらへ▼