こんにちは、しょーてぃです。
最近、毎日同じ生活の繰り返しだなあ。
いつの間にか入社してから3年も経ってるし、今後の人生どうしようかな。
独立してみたい気もするけど、どんな準備をすればいいんだろう?
独立にも興味あるけど、今の会社の給料も悪くないし、このままガマンしてれば年収1000万円は到達するしなあ。じっくり人生プランを考え直したいな。
こんな悩みを解決します。
【この記事の内容:独立準備の手順】
- 前提:「いつか独立したい」というのは100%実現しない
- 前提:「どんな人生にしたいか」からキャリアプランを逆算する
- 独立準備①:生活費を把握する
- 独立準備②:生活費・貯金・副収入の3つの目標を立てる
- 独立準備③:「まあなんとかなるさ」と思えるくらいの「自信」と「楽観性」を持つ
- オマケ:考えられるリスクに対するアンサーを用意しておく
ぼくは25歳で会社を辞め、独立しました。
会社員2年目で年収500万円(≒月収40万円)でしたが、独立直後の月収は約8万円。
こんな状況ですが「独立した方がいいな。それに独立可能だな。」と判断しました。
合理的な判断基準についても記事内で解説していますので参考にしてくださいね!
ちなみに今は、ブログを書いたり野菜を育てたりして生活しています。
そんなぼくが独立するまでに準備してきたことを順を追って解説していきます。
前提:「いつか独立したい」というのは100%実現しない
いきなりぼくの独断と偏見ですが、中堅社員になってから独立するのはほぼ不可能。
というのも、人間はサンクコスト効果が働くから。
すでに支払ったコストに気をとられ、合理的な判断ができなくなってしまう心理効果。
会社員2年目のぼくですら「慶應卒」「大企業へ入社」というサンクコストがあり、会社を辞めることへのブレーキになっていました。
これが中堅サラリーマンになって「課長に昇進した」「出世コースに乗り始めた」とかいうサンクコストまで増えれば、ほぼ100%辞められなくなります。
「いつか独立したいなあ」ではなく、「いつでも独立できるよう、今から準備を始めよう」という考え方じゃないと、間違いなく人生は変わりません。
※もちろん、独立しない方が良い人もたくさんいます。次の章で「独立をするべきかどうかの判断基準」を解説します。
前提:「理想の人生」からキャリアプランを逆算する
まず最初に、あなたの人生の目的はなんですか?
べつに超具体的な目標はなくても良いですが「こんな人生にしたいなあ」というボンヤリとした理想像はありますよね。
ぼくならこんな感じです。
- 時間的な自由度のある生活を送りたい(好きなときに家族や友人とBBQをしたい)
- 精神的なストレスの少ない生活を送りたい(ノルマや期限に縛られたくない)
- 頑張ったら頑張っただけ報われる働き方をしたい(時給労働はしたくない)
- 年収600万円以上は稼ぎたい(家族で月に1回くらいは旅行に行ける生活を送りたい)
- 趣味の「水耕栽培」で事業を作ってみたい(自分の力で大きなことを成し遂げたい)
上記のように理想像を書き出してみて、今の会社でそれが実現できるのか確認する作業から始めます。
確認の方法はめっちゃ簡単。10個上の会社の先輩を見てみるだけ。
よほどのことがない限り、10年後のあなたはその先輩と同じような年収で似たような働き方をしているはずです。
ぼくは先輩の姿を見て、このままでは理想が実現できないことに気づきました。
そして1~2年後には独立できるよう、本記事の手順で準備を進めていきました。
うーん、でも今の「そこそこ満足できるお給料」を手放してまで辞めたいかなあ。
そこの判断がつかないんだよね…。
そんな人は「玉手箱理論」を使って、お金と時間のバランスを考えてみれば一発解決です!
詳しくは下記の記事を参考にどうぞ。かなり深堀りしているので、けっこう参考になるはずです。
独立準備①:生活費を把握しよう
「独立をしようかな」「そのうち独立したいし、準備だけしておこうかな」と思ったとき、ぼくが最初にやって良かったのが「生活費の把握」です。
生活費さえ把握できればお金の不安が消えます。
そして、やるべきことが明確になります。
というのも、不安の正体というのは「先が分からないこと」だから。生活費を把握し、何か月先まで食いつないでいけるのかが分かれば、会社を辞めることを極度に恐れることはなくなります。
例えば以下のような感じです。
- 生活費は月10万
- 貯金が残り100万
- 副業収入が月5万
- 本業収入が月20万←退職したらなくなる金額
仮に上記のような場合だったら、毎月5万円切り崩していくわけなので、20か月は生活できることが分かりますよね。独立後は20か月以内にビジネスを軌道に載せればいいわけです。
なるほど!上記の計算から分かるのは
- 貯金を切り崩せば20か月は生活できる
- 20か月以内に「月10万円以上」を達成すれば、生活の不安からは解放される
ということですね!
そういうことです!
ようするに生活費を算出してみると、退職までにやるべきことが具体的に見えてくるんです!
- 貯金を増やすのか
- 副業収入を伸ばすのか
- 生活費を下げるのか
上記3点を上手にパズルをして、あなたが実現できそうなバランスにしてみてください。
独立準備②:生活費・貯金・副収入の3つの目標を立てる
先ほど示した通り、現状の貯金、生活費、副収入で「退職後に何か月生きていけるのか」を以下の計算式に代入してみましょう。
=「貯金(円)」÷【「副収入(円/月)」ー「生活費(円/月)」】
結果、「会社を辞めても生活可能な期間(月)」が12か月以上になれば退職準備は完了です。
慎重な人は、24か月分もあれば十分。24か月もあれば、生活費くらい余裕で稼ぐことができるようになりますよ。
ん~、計算してみたら「6か月しか生活できない」って結果がでちゃった…。
それにぼくの会社、ブラックすぎて副業なんてできないんだよね。どうしよう。
そういう場合は生活費を下げつつ貯金をガッツリ増やせばOK。貯金さえあれば副収入が無くても生きられます。
しかし必要な貯金額はグンと高まりますので頑張ってください。
逆に、「ホワイト企業だけど給料が低い」という場合は、副業に挑戦してみましょう。月に5万円稼げると生活に余裕が出てきますよ。
独立後にその副業を本業にすることも可能なので、とにかく早めに小さく始めてみるのがおすすめです。
独立準備③:「なんとかなるさ」と思えるくらいの「成功体験」と「楽観性」を持つ
ここまでたどり着けば独立は可能。
あとは気持ちの問題だけです。結局のところ、人間は感情によって行動するので、「独立を決心する」のが最難関ポイントかもですね。
そして、多くのマジメな日本人はここを乗りこえられません。
ここで勘違いしてほしくないのが、決心できないのが必ずしも悪いことではないということ。20年後に「あのとき独立しなくて良かった~。会社で最高の人生を送れた」となる人も多数いるはずだからです。
ぼくは大学のサークルを途中で辞めようとしたけれど、最終的には「あのとき辞めなくて良かった~!良い友人と出会えたな~」と思っています。
これと同じで「サラリーマンを辞めなくて良かった~」という未来はあったかもしれません。
しかし、「心の中でずっと自分の人生に不満を抱えたまま生きる」というのももったいない。そんな人は独立するべきです。
以上を踏まえた上で「やっぱり独立もしてみたいなあ」と思う場合、あと必要なのは「成功体験」と「楽観性」の2つだけ。
この2つがあれば「まあなんとかなるさ~」と独立へ踏み切ることができます。
独立に踏み切るために必要な「成功体験」の獲得方法
成功体験なんてないし、そんな実績もないよ…
どうしたら良いの?なにか誇れる実績を作らなきゃいけないの?
結論、実績作りは後回しでOKです。というのも、成功体験の積み方は以下の2パターンに分類されるから。
- 先に実績を作ることで、後から自信がついてくる。自信が付けば、さらに行動でき、成功体験を積み重ねられる。
- 先に自信をつけて行動し、後から実績を作る。実績ができれば、さらに自信が付き、成功体験を積み重ねられる。
爆速で成功体験を積みたいなら後者がベスト。先に自信をつけた方が効率的です。
豆知識ですが、カブトムシって弱いカブトムシに勝ちまくることで自信が付いて、強くなるんですよ。
つまり、先に自信さえつけてしまえばあとは勝手に強くなれるということです。
そして自信のつけ方は下記の通り。
「自分が勝っている分野だけ、世の中の平均値と比較するだけ」
…すみません。かなり性格の悪い「自信のつけ方」ですよね。
たしかに仏教徒とかだったら他者と比較することなく自信を付けられるかもですが、一般の人にはかなり難しいと思うんです。
だからこそ、自分が勝てそうなときだけ「世の中の平均」と比較し、自信をつけるのが手っ取り早い。
例えば、以下の通り。
- 社会人の平均勉強時間は1日6分
- 20代の貯金中央値は5万円
- 大学出身者は世の中の半数程度
- 副業をしている人は8%のみ
- 大企業で正社員勤務の人は1割程度
勉強時間6分ってヤバいですよね。仮にあなたが1日1時間でも勉強すれば、平均値の10倍です。
仮に今すぐ独立したとしても、勉強時間6分の「一般的な社会人」には負ける気がしないですよね。
大企業勤務の人は自分を過小評価しがちな傾向にありますが、それは「周囲のスゴイ人と比較しているから」なんですよね。
「お前は会社の外では通用しない!」と上司に言われて真に受けちゃう人が存在するのも、これが原因。
大企業の人なら間違いなく世の中に通用します。
TOEIC 800点とか、大企業に入社できたとか、とかは世間からしてみればかなり上位の実績ですからね。
そもそもこんな記事を読みに来る人なんて超少数派。間違いなく意識は高いでしょうし、平均を大きく上回るくらいには優秀です。
そんな人が本気でビジネスを始めたら、平均的な人に勝てないわけがありません。自信を持ってください。
参考までに、おすすめの副業を貼っておきます。
「長期的に積みあがるもの」をまとめていますので、継続力に自信のある方はぜひ。
独立に踏み切るために必要な「楽観性」のつけ方
独立に踏み切るために必要な要素の2つ目は「楽観性」です。そして楽観性を手に入れるのは超カンタン。「人生は〇〇でなければならない」という固定観念を捨てればOK。
例えば以下の通り。
- 結婚しなければならない
- 正社員でなければならない
- 出社しなければならない
- 家を建てなければならない
- 車を持たなければならない
上記は一つの例ですが、これらを守らなくても結果的に幸せならOKですよね。
ということで本記事での序盤で解説した「理想の人生」、これを実現するのに必要なものだけは残して、他の優先度をガクッと下げてみましょう。
2度目になりますが、ぼくの理想の人生は下記の通り。
- 時間的な自由度のある生活を送りたい(好きなときに家族や友人とBBQをしたい)
- 精神的なストレスの少ない生活を送りたい(ノルマや期限に縛られたくない)
- 頑張ったら頑張っただけ報われる働き方をしたい(時給労働はしたくない)
- 年収600万円以上は稼ぎたい(家族で月に1回くらいは旅行に行ける生活を送りたい)
- 趣味の「水耕栽培」で事業を作ってみたい(自分の力で大きなことを成し遂げたい)
上記を満たすには、「正社員」とか「持ち家」とか「車」は必要不可欠というわけではありません。もちろん、あった方が嬉しいですが優先度は低め。
こういう考え方をしてみると、もし仮に「クビ」になっても余裕です。
多くの人はクビになることを恐れていますが、本質的には「稼げなくなること」が怖いのであって「クビそのもの」は怖くないですよね。クビそのものが怖い人は、正社員信仰の呪いに賭けられているかもです。
こんな感じで「本当はいらないんじゃね?」というものを削ぎ落としていけば、身軽で楽観的になることができますよ。
人生はそもそもRPGなので、楽観的に生きればOK
ぼくは「人生≒RPG(ロールプレイングゲーム)」と本気で思っています。
自分のレベルを上げるのも良し。ミニゲーム(娯楽)で遊びつくすも良し。結婚して子育てをしてみるも良し。世界を旅するも良し。好きな子を落とすために外見レベルを磨くも良し。
この広い世界には「興味本位で海洋学をめっちゃ深堀している研究者」みたいな人もいますし、「今まで誰にも発見されてない裏ワザ(≒量子力学など)」を発見して楽しんでいる人たちもいます。
「資本主義」というゲームのルールを無視して「自給自足」とかで生きている人もいます。
こんな感じで、かなり自由度の高いゲームなので、好きなようにプレイしてみればどうでしょうか?
最初から「縛りプレイ」をしなくても良いと思いますよ。
もちろん、「モテたい」なら外見レベルを上げたり「収入レベル」を上げたりする必要もありますし、「収入レベル」を上げたいなら「経験値稼ぎ」などに時間を割く必要があります。
目的に応じて自分なりに作戦を立ててプレイする。これがRPGの楽しみ方ですよね。
ぼくがRPGをプレイするときは、いつも「金鉱山」とか「農場」みたいな「自動生産装置」をレベルアップさせてから冒険しています。
だからこの「人生RPG」でも、ブログとかDeFiとか株式とかの「自動生産装置」を作り込んでから、いろんな冒険をしてみます!この作戦が上手くいくといいなあ~。
オマケ:考えられるリスクに対するアンサーを用意しておく
ここまで解説しても不安が消えない場合は、「考えられる独立後のリスク」に対するアンサーを持っておくと、さらに安心です。
- 独立後20か月で資金が尽きるけど、その間に売上が立たなかったら?
→例)再就職する/株式配当もあるから30か月まで大丈夫/親が養ってくれる - 恋人に反対されたら?
→独立前に成果を出して納得してもらう/一人になっても頑張る - 思ったより安定しなかったら?
→安定するようなビジネスを作る/生活費を下げて生きる - ぜんぜん稼げなかったら?
→それでも江戸時代の大名よりいい暮らしができるので満足/別のビジネスに参入する
上記のような感じで最悪のケースを想定してみても良いかもですね。書き出してみると、あんまり大きなリスクってなくないですか?日本は最高です。
というわけで、最後に「独立準備の手順」を再掲しておきます。
【この記事の内容:独立準備の手順】
- 前提:「いつか独立したい」というのは100%実現しない
- 前提:「どんな人生にしたいか」からキャリアプランを逆算する
- 独立準備①:生活費を把握する
- 独立準備②:生活費・貯金・副収入の3つの目標を立てる
- 独立準備③:「まあなんとかなるさ」と思えるくらいの「自信」と「楽観性」を持つ
- オマケ:考えられるリスクに対するアンサーを用意しておく
以上になります。人生RPGで「金銭的な補助輪」が欲しい人は下記の記事をどうぞ。
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