こんにちは、しょーてぃです。
「ブロックチェーンゲーム」とか「NFT」とか「なんとかマイニング」とか「なんとかシステム」とか、いろいろ話題になってるし、やってみたいな。
だけど、もしも詐欺だったらどうしよう…。どうやったら詐欺を回避できるかな。
こんな疑問に答えます。
【この記事を読むと分かること】
- 暗号資産の世界は詐欺だらけ
- 詐欺とは断言できずとも、後発組が損をする「実質的には詐欺」なケースも多い
- 「どういうお金の流れで稼げるのか」を理解してから投資をしよう
【信頼性の担保】
「CNDってコインは稼げる!」というインフルエンサーの言葉を信じ込み、2018年に大爆死をしたぼくが解説します。その反省を生かし、2021年にはアクシーなどのブロックチェーンゲームやDeFiでガッツリ稼ぎ、本業のサラリーマン収入を超えることができました。
「○○は稼げる!」というとすぐに飛びつきたくなる気持ちも分からなくもないですが、それだけは絶対にやめましょう。
この記事を読めば、自分で優良プロジェクトかどうかを判断できるようになります。そうすれば「他人のおすすめ」ではなく「あなたが選んだプロジェクト」に一番乗りで投資をすることができるようになりますよ。
悲報:暗号資産の世界は詐欺だらけ
残念なことに、暗号資産の世界は詐欺だらけです。その大きな要因は、「無」から簡単にコインを生み出せるから。
例えばぼくがサクッと「しょーてぃコイン」を作って誰かに売りつけたとしましょう。
そらまめちゃん!
この「しょーてぃコイン」ってやつ、半年後には上場してめっちゃ値上がりするんだよね。
ちなみにまだ非公開の情報だから、今から参入すればかなりオイシイはず。少し買ってみない?
え~!!やった!
5万円分買ってみる!
原価はゼロなので、これで5万円がまるまる利益になります。しかも暗号資産の送金は「匿名」でもできるので、わりと簡単に詐欺が行えちゃうんです。
これはほんの一例ですが、こういう理由で暗号資産の詐欺が多いんです。
よくある詐欺の手法3つ
手の込んだものから古来からあるモノまで、暗号資産詐欺の種類はとにかく多い。この記事ではその一例を紹介します。
- 時価総額の低いコインの価格つり上げと売り逃げ(=パンプ&ダンプ、仕手コイン)
→めっちゃよくある - ICO(未上場コインの事前販売)でゴミを売りつける(=スキャムコイン)
→2022年現在、ICOの約8割は詐欺コイン - DEXで資金を持ち逃げる(=ラグプル)
→小規模のDEXではよくある
上記の通り。それぞれの詐欺の手口と対処法を軽く説明します。
【パンプ&ダンプ(≒仕手コイン)】「必ず値上がりする」は100%ウソ
騙される人はいないと思いますが、「必ず値上がりする」というのは100%ウソです。
もしも「必ず値上がりする」のであれば、あなたにその情報は回ってきません。なぜなら、情報を持っている人がアコムで死ぬほど借金して、そのコインにぶち込めば稼げるから。
それなのにあなたに情報が回ってきている時点で、それは「仕手コイン」確定です。
時価総額の低いコインなどは、3000万円分くらい「買い」を入れればチャートは爆上がりします。つまり、意図的に価格を吊り上げることが可能です。
事前に仲間内でそのコインを仕込んでおき、ちょっと価格操作して、大衆が参入してきたときに高値で売り払えば、ガッツリ利益を得られますよね。これが仕手コイン。
まとめると「100%勝てる!」話は100%詐欺です。
特に、時価総額の小さいコインには気をつけましょう。
【ICO詐欺】8割は詐欺コイン
ICOというのは、未上場のコインの事前販売のこと。つまり、これからプロジェクトを拡大させていく段階でコインを安く買えるものです。
例えば超巨大企業であるGoogleは、2004年にIPO(=ICOの株バージョン)を行いました。
そのときの価格は1株42.5ドル。そして2022年現在は1株2800ドルになっています。68倍です。
もしもGoogleのIPO時に100万円買っていたら、今は6800万円になっているということです。それくらい夢があるのがICO。
しかし実態は、そのうち8割が詐欺コインなんです。ICOで無価値なコインを売りつけ、資金をゲットしたら放置。そんなコインが毎日のように生まれています。
まとめると、ICOに参加する際は、詐欺を覚悟しておこうという話です。
【ラグプル(=ポンジスキーム)】DEX等で資金を持ち逃げる詐欺
暗号資産を預けるとお金が貰える仕組みは多々あります。DeFiもその一つ。ブロックチェーンゲームなんかでもステーキング機能がついているものも多いですよね。
そういった「コインを預けるとお金が増える」ものには要注意。あなたが資金を預けたときに、運営が持ち逃げするかもしれません。
これを「ラグプル」とか「ポンジスキーム」などと言います。
要するに「お金が増えるよ~」といってお金を預けさせて、預かった資金をゴッソリ持ち逃げする詐欺のことです。
じつはポンジスキームに騙される人はかなり多い。その原因は「最初だけはしっかりお金が増えるから」です。
ポンジスキームの流れを説明すると以下の通り。
- 運営が「お金を預けるとお金が増えるよ~」といって人を集める
- 「ユーザーが預けたお金」を「ユーザーへの配当」として配る
- 実際にお金が増えたユーザーは嬉しくなり、もっと大金を突っ込む
- 同時に口コミも広まり、預ける人も増える
- お金がたくさん集まったところで、運営が資金をゴッソリ持ち逃げする
これがDEXでも起こっているんですよね。
DeFiに挑戦する際には、慎重にDEXを選ぶ必要があるということです。基本的には有名どころを選んでおくのが安心ですよ。
詐欺とは断言できずとも、後発組が損をする「実質的には詐欺」は多い
暗号資産の世界では、詐欺に近いグレーゾーンのプロジェクトもかなり多いです。
○○は稼げる!歩くだけで稼げる!ゲームだけで稼げる!
みたいな情報にすぐに飛びつくのは「養分」です。まあ、過去の僕なんですけどね😇
✅どこからお金が出てくるのか?
✅誰が損をする仕組みなのか?
✅先行者だけが稼げる仕組みになっていないか?これらをチェックするだけで養分回避できます
— しょーてぃ@暗号資産の基礎知識 (@sho_tea_blog) January 31, 2022
上記の通り。
例えば歩くだけで稼げるSOLANA×NFTゲームの「STEPN」なんかも稼げそうですが、最後に参入した人が損をするシステムですよね。
おお!歩いて稼げる時代ですね😳
ビジネスモデルはこんな感じ⏬
【運営が得られるお金】
✅NFTの転売手数料
✅NFTの貸出手数料
✅NFTの販売料【ユーザーが得られるお金】
✅歩いて得られるトークン
✅NFTの貸出料(スカラシップ的な)ユーザーが増え続けないと続かないモデルですが、期待です🏃 https://t.co/D9gbHRVCZJ
— しょーてぃ@暗号資産の基礎知識 (@sho_tea_blog) January 30, 2022
歩くだけで稼げる!と聞くと面白そうですし、やってみたくなります。それに健康を維持しながら稼げたら最高ですよね。
もちろんぼくもこのプロジェクトには期待していますが、しかし「友人に勧められるか」というと、ビミョーなところ。
というのも、以下のリスクがあるから。
- 歩いて得られる「GSTトークン」が無限に発行されることによる値下がり
- スニーカーNFTが量産されまくることによるNFT自体の値下がり
- 新規ユーザーが支払ったお金が、現存ユーザーの収入になる仕組み
超有名なAxieInfinityなども含め、ブロックチェーン関連のプロジェクトの多くはこんな感じのビジネスモデルなんですよね。
新規ユーザーが増え続けないと成り立たないモデルです。ぼくはそれを理解した上で参入できますが、それを友人に勧めることはちょっとできません。
このように、現状はいたるところで「巨大なババ抜き大会」が発生しています。もちろん、アクシーのようにプロジェクトが成長してきて価格も安定し始めたら、リスクも(リターンも)小さくなっていきます。
こういう市場でババを引かないためにも「どういうお金の流れで、誰が損をして、誰が得をするのか」という点は把握してから投資してみることをおすすめします。
暗号資産で損をしない方法まとめ
この記事の結論です!
以下の4点を守っていれば、暗号資産で騙されて損をする確率が激減しますよ。
- 仕手コインに気をつけよう
→時価総額の低いコインは触らない - ICOは8割ゴミなのを覚悟して参入しよう
→そもそもICOなんて触らない - ラグプルに気をつけよう
→小規模のDEXには資金を預けない - 後発組が損をする仕組みかどうか見極めよう
→「どういうお金の流れで、誰が損をして、誰が得をするのか」を把握する
というわけで以上になります。
ぼくが「詐欺ではない」と判断した「友人にもおすすめ出来る稼ぎ方」は以下の記事にまとめていますので、良ければ参考にしてください。
おわり。コメントはこちらへ▼