こんにちは。しょーてぃです。
「見えない努力こそが美徳」って信じてやってきたけど、全然評価されないし、仕事は増えるし、嫌味も言われるし、ストレスが溜まる…
こんなの損じゃん…
こんな悩みを解決します。
結論、魅せる努力も織り交ぜるべし、という話です。
「見えない努力」は美しいけど、デメリットが多すぎる
いきなり持論をぶち込みますが、
見えない努力というのは「見えない努力を想像できる人」にしか理解されません。
言いかえれば、「見えない努力を想像できない人」からすれば、努力家のあなたは「サボっているのにそこそこ結果を出せちゃう嫌なヤツ」と思われる可能性が高いということです。
「見えない努力を想像できない人」の恐怖
「見えない努力を想像できない人」が「ラクラクと成果を出してしまう(ように見える)あなた」を見た場合、どうなると思いますか?たぶん、嫉妬が生まれますよね。
あいつは上司に媚びてるだけ。
運がいいだけ。
なんかスカしててムカつく。
他人の負の感情を向けられることほど面倒なものはありません。
なによりも、タチの悪いことに、今まで努力をしてこなかった人間(=見えない努力を想像できない人)はしばしば他人の足を引っ張ってきます。
YouTubeのコメント欄で誹謗中傷をしたり、人の粗を探して告げ口したりする人なんかがそうですね。
「国会議員は寝てるだけ」
「総理大臣は仕事していないんだから給料下げろ」
「YouTuberはラクして稼いでるからズルい」
みたいな人種です。
こんなことを言っている人は「他人の見えない努力を想像できない人」です。つまり、あなたが普段から努力を隠していると、何も察知してくれないのです。
悪意がない場合でも「他人の努力を想像できない人」はキツイ
「見えない努力を想像できない人」は、嫉妬といった悪意がない場合でも、害をもたらしかねません。
例えばですが、ピカソの逸話を知っていますか?
ある日、ピカソがマーケットを歩いていると、手に一枚の紙を持った見知らぬ女性がこう話しかけてきたそうです。
「ピカソさん、私あなたの大ファンなんです。この紙に一つ絵を描いてくれませんか?」
ピカソは彼女に微笑み、たった30秒ほどで小さいながらも美しい絵を描きました。そして、彼女へと手渡しこう続けます。
「この絵の価格は、100万ドルです」
女性は驚きました。
「ピカソさん、だってこの絵を描くのにたったの『30秒』しかかかっていないのですよ?」
ピカソは笑います。
「30年と30秒ですよ」
こんな感じで、「見えない努力を想像できない人」は無意識に搾取してきます。
「10分で描けるんだから、無料でイラスト描いてよ!」
「写真家なんだって?ちょうどいいから成人式の写真撮ってよ!」
「ブログやYouTubeやってるの?うちの美容室を宣伝してよ!」
「畑のキャベツ、処分するなら配ってよ!」
これらの行為が搾取であり、スキルやモノ、情報の価値を下げる行為だと理解していないんですよね。。。
彼らには努力や価値が「見えない」ので、こういった無意識の搾取が起こってしまいます。
なんて言っているぼくも、「ノート写させてよ」って気軽に友達から搾取してたことに気づきました…反省。
努力を見せないと応援者が集まらない
人間というのは、頑張っている人を応援したくなるものです。
アイドルとか役者とか、めっちゃ応援されてますよね。
しかし逆に言えば、家族や友人、奥さん、恋人など、周囲の人に見えないように努力していると、この「応援してくれる」というメリットは無くなります。
あのさ、俺、来年からミュージシャンになろうと思うんだよね。
あなた、普段はぜんぜん努力してないくせに、よくそんな夢ばかり語れるわよね。
現実を見なさい。
(努力してるのになあ。毎日ギターの練習してるし、実際に先週内緒で開催したライブも成功してるし、CDだってちゃんと売れてるし。マーケティング手法だって勉強してるのになあ。)
こんな状況になりかねません。
他の例として「マネーリテラシーの低いソラマメ母さん」と「お金の勉強をしたニンジンさん」の会話を見てみましょう↓
え?給料?うん、投資してるよ?
(全世界ETFをドルコスト平均法で積み立てて、債券にも40%投資して、外貨にも分散してるから、めっちゃ低リスクな投資なんだけど、そんなの母さんに言っても伝わらないよなあ…)
えっ!?!?投資なんてギャンブルなんだからやめなさい!
絶対にそんなの許しません!!
(私が守ってあげないと!)
いや、ギャンブルじゃないんだけど…
(知識の浅い人に反対されるの面倒だなあ。。。説明するにしても、基礎の基礎から説明しなきゃいけないし、そもそも聞く耳を持たなそう。。。)
こんなの最悪ですよね。
もしもソラマメ母さんが「ニンジンさんがめっちゃお金の勉強をしている姿」を見ていたら、投資に反対しなかったハズです。
ニンジンさんは私の理解の及ばないくらいハイレベルなことをしてるんだなあ。知識のない私がとやかく言うまでもないかあ。
ニンジンさんがきちんと努力を見せていれば、上記のような面倒ごとが起こらないわけです。
筋肉モリモリの人に筋トレのアドバイスなんてしませんよね。
それは、相手の努力が「筋肉」という見える形になっていて、
「相手の方が格上」と気づけるから。
というわけで、努力を一切見せないと応援者が集まらず、さらにはズレた反対意見を言われるリスクがあるよ。という話でした。
「見えない努力」ではなく「魅せる努力」をするコツ
努力を一切見せないと、様々なデメリットが発生することは分かったと思います。
分かったけど、どんな努力をどうやって見せていけば良いの…?
こんな疑問も出てくるかと思います。
ぼくが思うに「結果、成果」を見せるのがオススメ。
- 勉強関連:テストの成績の上がり具合や、勉強内容をまとめたノート
- 副業関連:売上や顧客数の上がり具合や、成果物の量
- 本業関連:評定の上がり具合や、得た知識のまとめ
こういった成果を会話やSNSなどで継続的にアウトプットしていけば、「あいつ頑張って結果出してるな」という印象を持たせることができます。
この「印象付け」こそ、面倒ごとを回避する方法だと思うんです。
イチロー選手が毎日バットを振っているのをテレビで見ていたら「彼は才能があるだけ」なんて嫌味、言う人はいなくなります。
テスト対策ノートを10時間かけて作っている様子を見ていたら、「それくれない?」なんて軽々しく搾取する人はいなくなります。
夢に向かって毎日10時間もギターの練習をしているバンドマンに「一般人がバンドで成功するなんてムリでしょ」なんて言う人はいなくなります。
まとめると、
嫉妬、搾取、ズレたアドバイス、これらを回避できるが、努力を見せるメリットです。
結果ではなく過程を認めてもらおうとするのはNG
今後は少しだけ努力を見せていこっかな
という人に向けて、余計かもですがアドバイスです。
それは何かというと、、、
結果が出ていないのに過程だけでも認めてもらおうとすること。
ぼくもついやってしまいがち…
ウザがられるので注意しましょう。
「頑張って取り組んだけど結果が出なかったこと」を、「でも俺ってすごいやろ!」と得意げに見せびらかすと、うっとうしく思われる可能性が高いです。
結果出してないのに、なんやねん
たしかに、「見えない努力を想像できない人」による嫉妬などのデメリットは減るかもですが、ウザがられて悪意を向けられては本末転倒ですよね。
そもため努力を見せる目的を、「承認欲求を満たすため」ではなく、「成功までのプロセスをシェア、保存するため」にすることがポイントかなと思います。
頑張ったら認めてほしい気持ちも分かるけど、
その気持ちは抑えよう!(自戒)
結論:努力を見せないのは、意外とデメリットだらけ
たしかに努力を見せないのは美徳かもですが、残念ながら世の中の多くの人は「見えない努力」を見抜けません。
だからこそ多少は努力を見せた方が得じゃない?というのが今回の記事で言いたかったことです。
まとめると以下の通り。
- 努力を全く見せない人は「見えない努力を想像できない人」に嫉妬されたり、無意識に搾取されたり、応援されなかったりと、デメリットがある。
- だからこそ努力の結果や成果を周囲に見せ、デメリットを防ぐのが良い。
- 承認欲求による過程のアピールは、新たなデメリットを生むので注意。
というわけで、以上になります。
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