こんにちは。
慶應大学の附属高校出身の しょーてぃです。
子供を早慶やマーチの附属校に入学させようかな?
進学校の方がいいかな?
子供の自由でいいのかなあ。
子供自身に将来を選ばせることも大事ですが、社会人であるご両親がより良い方向に導いてあげることも同じくらい大切だとぼくは思います。
というのも中学生はまだまだ子供で、将来が見えていないケースが多いから。
そこでこの記事では、附属校出身者のぼくが
- こどもを大学附属の高校に進学させていいのか?
- メリットやデメリットは?
- 附属高校出身者の意見が知りたい!
こんな疑問に実体験をもとに答えます
結論から言うと、
ぼくにとって附属校に入学したメリットとデメリットは半々くらいでした!
ただ、後悔はしてません!
でも人によって価値観や感じ方が違うので、「附属校に行くべき!/行かないべき!」と断定せずに、きちんと親子で相談して決めてくださいね!
附属高校に入るデメリット
まずはデメリットを把握しておく必要があります
そのデメリットは大きく次の3つです、
・学費がかかる(進学校ほどではない)
・学力が落ちる(偏差値75→45くらい)
・さらに上位の大学へ進学するチャンスを失う
学費が高い
附属高校は私立であるため、どうしても学費がかかってしまいます
ただ、予備校代がかからないので、
私立の進学校よりは安く済みます!!
一つの目安として、条件別にかかる年間学費をざっくりと見積もってみました
表:各条件の年間学費(入学金を除く)
公立(県立浦和) | 32万 |
公立(県立浦和)+予備校 | 32万+約50万=82万 |
私立附属校(慶應志木) | 92万 |
私立(海上高校)+進学校 | 72万+約50万=122万 |
附属校の学生には大学受験がないので予備校に通う必要がなく、予備校代を考えると附属高という選択肢は比較的リーズナブルといえるかもしれませんね
ただ、進学校に通えば学費の安い国立大学に入学できる可能性もある一方、
附属高校に入ってしまうと、国立の望みがなくなります
学力が落ちる
これが一番大きなデメリットです
自慢なのですが、ぼくの通っていた慶應志木って偏差値75くらいある、埼玉で1番頭のいい高校だったんです
もちろん、受かるまではすごく努力して勉強を頑張りました
が、入学してからは加速度的にバカになっていきました。。。
具体的には
TOEIC400点未満、、、
大学に入ってからの成績はほとんどCという進級ギリギリ評定、、、
これがぼくが大学1年生のときの成績表です↓
ちなみにDは不合格で次年度にやり直し、、、
控えめに言って、底辺です
もちろん、ぼくがサボりがちで勉強が苦手というのもあります。。。
ただ、しっかりと勉強して好成績を取っている人もいますが、
傾向としては成績に悩む人が多いです
まあ、「大学は学歴(=社会的信用)を得るためだけに行く!」という人には、成績の悪さはあまり気にすることではないかもしれませんね!
「偏差値75の高校生が 3年間で偏差値30下げて 慶應大学に内部進学した話」はぼくの母校ではあまりにも有名…
批判・誤解を恐れずぶっちゃけた話をすると…
こいつ、何様だよ!
調子乗ってる!
負け犬の遠吠えかよ!
と思われるかもしれませんが、読者のために誤解を恐れずに本音を書きますと、、、
附属校は、東大京大に入学するポテンシャルのある(?)学生を、せいぜいマーチ・早慶どまりにしてしまう学校であると言うこともできます
というのも、ぼくが中学生のときに同じ塾に通っていた「イカちゃん(仮名)」「クラゲちゃん(仮名)」が、高校3年間でぼくの学力を大きく越えてきたからです
ぶっちゃけ中学時代、ぼくと彼女たちの学力は大きく離れており、彼女たちが早慶の附属高校に合格するのは不可能なレベルでした
実際に、塾内でのクラスも彼女たちはぼくより下でした
偏差値50止まり、、、
高校受験で早慶は無理だなあ、、、
もうだめ、、
早慶は無理そう、、、
しかし3年後、彼女たちは努力の結果、早稲田・慶應大学に現役合格したんです!!
えっ、あのあまり頭の良くなかったイカちゃんが、ぼくと同じ学校に入れたの…??
こう書くと傲慢で見下しているように見えるかもしれませんが、ぼくにはそのくらい信じられないことだったんです
まるで「ウサギとカメ」のウサギになったような気分でした
つまり何が言いたいのかというと
・高校3年間の努力は、学力をものすごく高める
・高校受験で附属校に入れる学力があるなら、大学受験では東大京大を狙えたかもしれない
ということです
ここまで読むとデメリットがかなり大きいように思えますが、
ぼくは附属校に入ったことを後悔していません!!
その理由は、メリットも大きかったからです!!
ここからは「附属校に入るメリット」も紹介していきます!
附属高校に入るメリット
ぼくが附属校に入って後悔をしていないのは、付属校には先ほど紹介したデメリットに匹敵するくらいのメリットもあったからです
具体的には
・受験がないので好きなことをする時間がある
・ユニークな友達ができる
・価値観が広がり、他人に寛容になれる
の3つです
この3つのメリットは、
ぼくにとってめちゃめちゃ大きかったです!
受験がないので好きなことをする時間がある
放課後も、授業中も、自分の好きなことができます
ぼくは「家庭菜園」「読書」「サッカー」「ポケモンバトル」にとことん打ち込んでいましたし、
他の友人の例を挙げれば「部活」「資格の勉強」「転売などのお金稼ぎ」「ロッククライミング」「映画」「アイドル」など、様々な趣味・課外活動をしていました
多くの受験生が”勉強”に多大な時間を割いている中で、
ぼくたち附属校生は”好きなこと”に時間を割けました!
これって実はかなり大きなメリットなんじゃないかと思っています
なぜなら現代の多くの大学生が趣味や楽しみを知らない・楽しみ方を知らないのに対し、ぼくは楽しみ方をたくさん知っていて、毎日が充実しているからです!!
あーあ、やることなくてヒマだわぁ。。。
なんて嘆いている人が不思議でなりません
ぼくたち附属校生の多くは、高校の時に趣味や部活、遊びに時間を費やし、そんな人同士で交流することで価値観を広げ、楽しく生きる方法を身をもって学んでいます
おかげでぼくは「ヒマでやることがない」なんてことはなく、
多趣味に楽しく生活できています
もしかしたらぼくが今、楽しい大学生生活を送れているのは
付属高校という環境のおかげなのかなと思ってます
ぼくが好きなこと↓
ユニークで寛大な友達ができる
受験のない付属高校という環境は、人の個性を伸ばします
そしてその人たちはほぼ100%同じ大学に進学するんです
つまりどういうことかというと、様々な個性を持った人と友達になれるということです
水耕栽培を始めちゃう人(=ぼく)もいますし、ユーチューバー、ブロガーなどの変なことをやっている人もいますし、
パイロット、弁護士、公認会計士などの一流職についた人もいます
ぼくのような理系の学生でもこういった畑違いの人たちと繋がれることもすごいことだと思いませんか??
これが将来に役立つかはまだわかりませんが、
多様性が求められている現代社会において、この経験や人脈はいずれ役に立つのでは?と思っています
価値観が広がり、他人に寛容になれる
附属校では「他人は他人の幸せがある」というごく当たり前なことを身をもって学ぶことができます
アニメ好きなオタク、キモイ!
爬虫類飼ってるやつ、意味わかんない!キモイ!
アイドル追っかけてる人、何が楽しいの!?
というように、自分が理解できないものを拒絶して否定する子供みたいな大人って、意外と多いですよね
しかし、ぼくの高校出身者にそんな人は滅多にいません
学校では個性を潰されないので、それぞれの人がそれぞれの楽しみを持っていることを理解しているからだと思います
世の中を見ると、自分の嫌いなものに目をつけて勝手にイライラして消耗する人(=アンチ行為をする人)がたくさんいますが、
一方、附属校という多様性の富んだ環境にいた人は、自分の好きなものに目をつけて楽しめる人が多いように感じます
良い大学に行っても、良い企業に就職しても、楽しく生きられないのなら元も子もありませんよね
その点、附属校という環境は、楽しく生きるための基礎を学べる場だとぼくは思います
附属校に入るメリット(補足)
これは学校によるのですが、
・学部を選びやすい
というのもメリットかなと思います
例えばぼくが通っていた慶應志木高校では、まともな成績をとっていればどの学部にも進学できる仕組みになっていました(医学部は除く)
そのため、行きたい学部が決まっている人にとっては大きなメリットがあるでしょう
しかし高校によっては、定員が偏っていたりして希望の学部に行けなかった!なんてこともありますので、事前に調べておくことをおすすめします
附属高校に進学するメリット・デメリットまとめ
メリット | デメリット |
好きなことをする時間がある | 学費がかかる |
ユニークな友達ができる | 学力が落ちる |
価値観が広がり、他人に寛容になれる | 上位の大学へ進学するチャンスを失う |
これらメリット・デメリットをお子さんと相談したうえで、進学先を決めてみてください!
というわけで以上になります
大学に入ってから必要になる情報もまとめています↓
おわり。コメントはこちらへ▼